| −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 21世紀に企業成長を躍進する『NMR Win メンバーズ』企業にお届けする NMR Win News!! 2回発行/月 2013.1.7 Vol.155 株式会社NMR流通総研 http://www.nmr-inc.jp/ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 新年あけましておめでとうございます。 本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。 今年2013年は、巳年です。巳という字は、胎児の形を表した象形文字で、蛇が冬眠から 覚めて地上にはい出す姿を表しているとも言われており、「起こる、始まる、定まる」という 意味があるとわれています 今年は、メルマガ会員の皆様にとっても、新たな事業活動や大きなビジネスチャンスが 「起こる、始まる年」にしていただきたいちと願っております。 新年第1号は、昨年の12月から、引き続き、マーケティングのご紹介をさせていただきます。 是非、新年の飛躍の源泉としたていただきたいと願います。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 全8回シリーズ『マーケティング概要』 <第3回> 第2章 マーケティングの変遷第1節 マーケティングの発生・確立の過程 18世紀、資本家と労働者(主に工場労働者)という新たな社会階級を生み出した「産業革命」は、「蒸気機関」の発明という、それまでの水力および牛馬・人力といった動力とは比較にならない力を発揮する動力による「動力革命」でもありました。 やがてガソリンエンジンが発明され、自動車の生産が始まるようになりました。米国ではフォード社が流れ作業による大量生産方式で、個人にも購入しやすい低価格車を販売し、モータリゼーションの波が広がりました。 自動車メーカー各社が大量生産による販売を続ける中で、販売の伸び悩んでいたあるメーカーが、顧客調査を基に消費者の自動車に対する嗜好を探り、製造する製品に反映させようとし始めました。このように、これまでの販売に市場調査を加えた”新しい販売”といわれるやり方が、各メーカーの間に広まっていきました。これが実質的なマーケティングの始まりとされています。 また、「マーケティング」という言葉は、20世紀に入ってから特に米国の大学の間で使われるようになりました。 まず、1902年のミシガン大学学報の中に見られ、1905年に「the Marketing of Products」という講座がペンシルバニア大学で、1909年にはピッツバーグ大学で同名の講座が設けられています。 その後、1910年にウィスコンシン大学で「Marketing Methods」という講座が設けられたのに続き、1913年には「The Marketing of Farm Products」という講座が開設され、学生に教えられるようになりました。 第2節 マーケティングの変遷とコンシューマリズム ■マーケティングの変遷とコンシューマーリズム 企業や組織の行うマーケティング活動は、ある考え方について基づいて展開されている。これは市場へのアプローチの仕方についてであり、マーケティング・コンセプトと呼ばれている。マーケティング活動が行われる際の考え方には、どのようなものがあるかを以下で見ていくこととします。 1.生産志向 生産志向は、「消費者は、入手しやすく、手頃な価格の商品を好む」とする考え方で、生産活動が第一とされ、販売は二義的なものとして扱われていた。これは、日本における高度成長時代にもいえることであるが、需要と供給のバランスがとれておらず、需要が供給を上回っている状況であったことから、生産すれば売れるという時代の考え方であった。また、生産志向における課題は、生産プロセスの改善や流通効率の追求といった業務効率改善を中心とするものであった。約1900年から1920年または1930年頃までの時期における中心的な志向である。 2.販売志向 販売志向は、「売り手が販売努力をしなければ、消費者は多くを買わないであろう」とする考え方である。ここでは、販売活動が第一とされ、販売組織や広告を強化し、いかに販売するかに重点が置かれた。 日本においても高度経済成長が停滞した頃の考え方である。この頃には、需要と供給のバランスの均衡がとられ、生産すれば売れるという時代は終わった、約1930年頃から1950年までの時期における中心的な志向である。 3.マーケティング志向 マーケティング志向は、「標的市場にどんなニーズや欲求があるかを明らかにし、それによって望まれている満足を競争相手よりも効果的かつ効率的に供給することによって、企業としての組織目標を達成することができる」という考え方である。 マーケティング志向は、顧客ニーズを出発点として、さまざまな活動を組み合わせて統合的な活動を展開することで、顧客ニーズの充足を図るものである。このころには、需要を供給が上回り、消費者のニーズも十人十色時代となったことが背景にある。1950年頃から現在までに至っていると考えられる。 4.コンシューマリズム コンシューマリズムとは、1880年頃に発生し現在まで至っている消費者主道の考え方である。消費者志向、消費者運動、消費者行政という従来の次元から脱却し、人間を守るという新しい価値基準に立脚して、社会・生態的バランスと人間福祉を目指すものであり、市場システムとの関わり合いにおいて、消費者主権を確立しようという理念である。 また、コンシューマリズムの考え方が台頭してきたその背景には、経済の発展に伴って産業における市場の寡占状態が起こると、消費者は、少数のメーカーの商品を買わざるを得なくなる。このことによって、売り手と買い手の相対的パワー・バランスが、著しく買い手に不利な状態となり、製品は、ますます複雑化し、潜在的危険性が増大することで、巨大企業への不信感が高まってきたという状況があった。 そして、コンシューマリズムは、消費者にとって多くの成果をもたらすこととなった。そのひとつが、1962年にJ・F・ケネディ大統領が消費者保護特別教書で打ち出した「安全である権利」、「知る権利」、「選択する権利」、「意見を反映させる権利」という消費者の4つの権利である。以下では、それぞれについて説明する。 安全である権利 消費者が危険に商品から保護される権利。この権利は、売り手危険負担や製造物責任などの問題を含んでいる。この考え方は、現在のPL法に規定されている製造物責任の考え方となって現在に反映されている。 知る権利 消費者が虚偽や誤解を招くような広告や情報から守られる権利。この権利は、2つの次元を持ち、1つは売り手による詐欺的行為からの保護であり、もう1つは消費者が賢明な購買決定をすることができるように充分な情報を得られることである。この考え方は、現在の景表法や特定JAS法などによって反映されている。 選択する権利 消費者が、競争的価格で販売される商品を選択する権利。この背景には、売り手の間の競争が消費者の最前の利益にかなうという考え方がある。この考え方は、再販売価格維持制度や酒税法に基づく距離基準や免許制の改正等で現在に反映されている。 意見を反映させる権利 議会や公聴会において、消費者問題が充分反映され、また、裁判所においても消費者の意見が同情的に聞き入れられ、迅速に判決を得られる権利。 また、最近では、「安全な環境を享受できる権利」も概念的には含まれ、消費者保護の概念は現在でも強化の方向に進められている。 <次号へ続く> 当社では、ビジネスキャリア検定を通じた教育活動を推進しています。 |
【バックナンバー】 ・8月号 まちづくり・コンパクトシティ@ ・9月号 まちづくり・コンパクトシティA ・10月号 まちづくり・コンパクトシティB ・11月号 まちづくり・コンパクトシティC ・12月号 新規創業・第二創業 ・07.1月号 シニアマーケット ・07.2月号 消費動向 ・07.3月号 新卒者教育・育成 ・07.4月号 新卒者教育・言葉遣い ・07.5月号 コンパクトシティ ・07.6月号 接客スキル ・07.7月号 マーケティングリサーチ ・07.8月号 2007年問題 企業の積極的な対応 ・07.9月号 企業の人財育成 ・07.10月号 社員の能力評価 ・07.11月号 マーケティングリサーチの手法 ・07.12月号 マーケティングリサーチの設計と分析] ・08.01月号 意思決定支援のための マーケティングリサーチ ・08.02月号 経営改善を図るマーケティングリサーチ ・08.03月号 派遣社員の戦力化対策 ・08.04月号 改正パートタイム労働法 ・08.05月号 達人に聞いたプレゼンテーションスキル@ ・08.06月号 達人に聞いたプレゼンテーションスキルA ・08.07月号 達人に聞いたプレゼンテーションスキルB ・08.08月号 社内資格制度の設計と効果的な導入・ 運営について〔第1〜2回〕 ・08.09月号 社内資格制度の設計と効果的な導入・ 運営について〔第3〜4回〕 ・08.10月号 接客で感動を与える 競合店との差別化を 図る〔第1〜2回〕 ・08.11月号 接客で感動を与える 競合店との差別化を 図る〔第3〜4回〕 ・08.12月号 接客で感動を与える 競合店との差別化を 図る〔第5〜6回〕 ・09.1月号 接客で感動を与える 競合店との差別化を 図る〔第7〜8回〕 ・09.2月号 接客で感動を与える 競合店との差別化を 図る〔第9〜10回〕 ・09.3月号 感動職場の作り方 ・09.4月号 感動職場の作り方A ・09.5月号 感動職場の作り方B ・09.6月号 感動職場の作り方C ・09.7月号 コミュニケーションスキル@ ・09.8月号 コミュニケーションスキルA ・09.9月号 5W1Hと報・連・相で笑顔の企業風土を育て 上げる ・09.10月号 現場プロセスイノベーション1 ・09.11月号 現場プロセスイノベーション2 ・09.12月号 人材育成最前線1 ・10.1月号 人材育成最前線2 ・10.2月号 人材育成最前線3 ・10.3月号 人材育成最前線 管理職・専門プロ育成 ・10.4月号 人材育成最前線プロ育成 ・10.5月号 人材育成〜顧客満足(CS)を得ることができる 社員を育てる ・10.6月号 ビジネスキャリア検定を企業内の人材育成に 活用する@ ・10.7月号 ビジネスキャリア検定を企業内の人材育成に 活用するA ・10.8月号『流通業界CS先進事例に学ぶ1』 ・10.9月号『流通業界CS先進事例に学ぶ2』 ・10.10月号 社内人材育成1 ・10.11月号 社内人材育成2 ・10.12月号 社内人材育成3 ・11.1月号 企業内人材育成ビジネスキャリア検定特集1 ・11.2月号 企業内人材育成ビジネスキャリア検定特集2 ・11.3月号 企業内人材育成ビジネスキャリア検定特集3 ・11.4月号 企業内人材育成ビジネスキャリア検定特集4 ・11.5月号 プレゼンスキル ・11.6月号 コミュニケーションスキル ・11.7月号 BCP(事業継続計画) ・11.8月号 社内資格制度 ・11.9月号 コミュニケーション力を高める効果的研修 ・11.10月号 小売業トレンド ・11.11月号 消費マーケットを考える ・11.12月号 リーダーの状況適応力を磨く ・12.1月号 価値を新たにプラスする ・12.2月号 商業運営の新たな視点 ・12.3月号 コミュニケーションスキルアップ@ ・12.4月号 コミュニケーションスキルアップA ・12.5月号 リーダーシップスキルアップ@ ・12.6月号 リーダーシップスキルアップA ・12.7月号 リーダーシップスキルアップB ・12.8月号 社内コミュニケーションで強い会社をつくる ・12.9月号 ビジネス・キャリア検定導入企業事例特集 ・12.10月号 ビジネスキャリア検定導入企業事例特集 ・12.11月号 街づくり・商業活性化を考える ・12.12月号 マーケティング概要@〜A |
| −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 21世紀に企業成長を躍進する『NMR Win メンバーズ』企業にお届けする NMR Win News!! 2回発行/月 2013.1.17 Vol.156 株式会社NMR流通総研 http://www.nmr-inc.jp/ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 新年に入り、十日戎も終わり、今年の商売繁盛の祈願はすまされたでしょうか。 1月も中旬に入り、本格的に2013年が稼働し始めました。 企業によっては、次年度の事業計画の構築を進めるところも出てきています。 2013年は、海外景気も回復に向かうとみられることからプラス成長になるという 見込みも立てられています。 メルマガ会員の皆様におかれましても、2013年の景気回復の波にのった事業 運営をいただき、事業成長を進めていただきたいと願います。 今月の第2号も、「マーケティング」についてのメルマガ記事です。 事業成長に、是非、役立てていただけますよう願っています。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 全8回シリーズ『マーケティング概要』 <第4回> <次号へ続く> 当社では、ビジネスキャリア検定を通じた教育活動を推進しています。 |