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21世紀に企業成長を躍進する『NMR Win メンバーズ』企業にお届けする
NMR Win News!! 2回発行/月 2006.8.1 Vol.1
株式会社NMR流通総研 http://www.nmr-inc.jp/
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まだまだ暑い日が続きますが、体調不良などなくお過ごしでしょうか。
いよいよ、たくさんの皆さんからご要望をいただいておりました、株式会社NMR流通総研のメル
マガが刊行致しました!!
ご要望をいただいておりました皆さんには、大変お待たせしました。
これから、皆さんの会社経営に役立つ有益な経営情報を月2回の頻度でご提供させていただき
ます。皆さんの会社経営にお役立ていただけるよう精一杯がんばりますので、末永くのご購読を
よろしくお願い申し上げます!!
このメルマガでは、皆さんの会社に役立つ経営支援情報を定期的に発行している情報誌です。
これを読んで、是非、21世紀に躍進できる会社経営をしていただきたいと願っております。
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全8回シリーズ 『売り方革新』
第1回 まちと共生するサービス価値をつくる@
激しい価格競争の時代です。うつべき手はないのかという声をよく聞きます。方法はあります。
そのために商売の原点は何だったのか、サービスとは何だったのかをあらためて考え、頭か
らマス・セールの常識を捨て去って新商法の創出をめざしましょう。
激烈な価格競争
眼鏡業界におしよせた3プライスの低価格旋風。専門店で500円・300円の商品が100円ショ
ップに品揃え。洋傘業界では100円・300円の低価格傘と高額なブランド傘の両極しか動かない
など、お店を回ると業界ごとに価格競争の話がまず飛びだしてきます。
価格帯を低位・中位・高位と置くと、低位と高位の商品は動くけれども、中位の商品がきわめ
て極端に動かないという話もでてきますし、商店街の中のお店がもっとも得意としてきた価格帯
が中位商品だとすれば、そこの所が厳しい状況となってきています。そして、今のような価格競
争が続けばわれわれのうつ手はないなどの声もよく聞きます。 この厳しい価格競争をさけて通
るわけにはいきません。それへの対応も十分に考えていかなければなりませんが、しかし、その
分野だけで勝負ができるかというと、それだけでは限度があるというのも現実でしょう。価格の他
に何かうつ手はないのでしょうか。
価格は単純にいえば単品売価であり、売価は仕入単価に値入れ率を乗じてつくられています。
仕入単価をいかに引き下げることができるか、ここでも大量仕入れを前提とする大型店やチェーン
店などと対抗するとしても限度があります。値入率はどうかとなると、大量販売をもとにしたやり方
とでは差が生じざるを得ません。
そうだとしたら中小小売店は生き残る道はないのかということになりますが、ここでこれからの
価格構成の考え方をつぎのように置いてみてはどうでしょうか。
価格=商品価値×サービス価値
つまり、価格競争を仕入れ原価と値入率競争という点にのみ集中してしまうとわれわれの強みを
発揮する分野はかなり限界が見えてきてしまいます。
新たなサービス価値をつくる
単に商品というモノのみを買うのであれば、同じ商品だと安い方を選ぶのが当然ということになり
ます。しかしこの商品に提供方法や提供場所、あるいは手のくわえ方などの方法で「サービス価値」
をプラスしたとしたらお客さまの見方・選び方は変わってきます。
化粧品の業界では、平成9年に再販価格維持制度が全廃になり、あの制度化粧品が20%オフ、
30%オフという激烈な渦中に入り込んでしまいました。この値引き競争ではドラッグ・ストアや総合
スーパーマーケットが最先端を走る結果となり、一般化粧品店は激しく追い込まれる状況となったの
です。あれから約6年を経た今、その嵐も過ぎて平静な目で業界を見つめ直してみると、値引き競争
から一線を画して専門店として立派に生き残る店があちこちにあることが分かってきました。その専
門性の分野を見ると、お客さまに応じて化粧品の効能や使い方をきちんと教えてくれる、お肌の状況
を常にチェックしてくれる、マッサージをしてくれるなどカウンセリングというサービス価値をきめ細かく
提供する内容がメインとなって顧客をガッチリとつかんでいたのです。これらのお店では、「あたりまえ
のことをいちから見直し、できるサービス価値を徹底して追及する」というのが基本的考え方であった
わけです。
このサービス価値をどうつくりあげるかについては業種ごとにいろいろですが、その狙い目は「地域
密着」というテーマと「個客密着」のテーマになってくるはずです。そして商店街の中に立地する多くの
お店はこの2つのテーマを両方ともクリアするという考え方が必要となってきます。できるだけ商店街
全体でやるべきテーマと個々のお店が追求すべき課題を明確に設定して、よりレベルの高い内容まで
構築していきたいものです。
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本シリーズは、小売業を対象にしたテーマですが、このメルマガは、株式会社NMR流通総研の経営コン
サルティング実績という実務事例をもとにした経営情報をご提供していきますので、次回のテーマにも
ご期待下さい。
また、「こんなテーマをとりあげてほしい。」や「こんなテーマの経営情報がほしい」というリクエストなどが
ございましたら下記メール宛にご要望をお寄せ下さい。
このメルマガは、皆さんのニーズにしっかりと応えたものにしていきたいと考えております。
リクスエト・ご要望などはこちらへ winmembers@nmr-inc.jp
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21世紀に企業成長を躍進する『NMR Win メンバーズ』企業にお届けする
NMR Win News!! 2回発行/月 2006.8.16 Vol.2
株式会社NMR流通総研 http://www.nmr-inc.jp/
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8月のお盆休みも終わった皆さんも多いと思います。お盆を過ぎると、今年度事業の上半期も
終盤にさしかかります。涼しくなる9月から10月の秋に向けて、上半期のラストスパートの追い
込みを掛けるようがんばりましょう。
しかし、まだまだ暑い日が続きますので体調にだけは、気をつけてがんばるようにしましょう。
身体あってのビジネスですから、体調を壊してしまってはもともこもありません。
今月の下記号も皆さんの経営に役立つ情報をご提供していきます!!
このメルマガでは、皆さんの会社に役立つ経営支援情報を定期的に発行している情報誌です。
これを読んで、是非、21世紀に躍進できる会社経営をしていただきたいと願っております。
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全8回シリーズ 『売り方革新』
第2回 まちと共生するサービス価値をつくるA
まちとしてのサービス価値づくり
当社は、吹田市の各商店街等の指導員をさせていただいてる関係で吹田市内の事例を
お話させていただきます。
吹田市内の各商店街の理事長・会長・役員の方々は常々「まちとしてのサービス価値を
どうつくるべきか」を真剣に考えておられます。商店街を含むまちとしてのあり方と暮らしや
すさ・楽しさ・利便性といった点です。
私は商店街の巡回ということで市内の商店街をかなり回っています。そして前ぶれなしに
その理事長とか役員さんにお会いしたりしています。ある時、千里山一帯を巡回しながら会
長のお店を訪問しました。「われわれの商店街は駅の出た所から坂を上がるという形状に
沿って出来あがっている。悩みはいろいろあるが一番大きいのはお客さんがこの坂を上まで
あがって来てくれないということ」とおっしゃいます。そこで会長・役員さんが集まって、何か
街のよさを広く知ってもらい坂の上にもあがってきてもらえる方法はないかと検討してきました。
そのひとつの方法として「商店街マップ」のアイデアが持ち上がり実行されています。「商店
街マップというとお店の紹介となってしまいやすいが、あくまでも街の利便性に重点を置いた。
噴水公園、お寺、学校、郵便局、交番、医院など地域の生活にとって大切な施設は全てのっ
ている」とマップ制作の意図を説明してくれました。そしてこの構想はまちの中2カ所に立て
看板の案内として設置されています。キャッチコピーは、
○千里山、一店逸品へのこだわり
○街並みウォーキングのすすめ
・面白いものが見つかる、楽しさと出会える
・驚きがいっぱい、物語を感じながら
と夢のある内容となっています。
まちが共感する
この商店街マップをつくるにあたっては、会長以下役員さんのご苦労話もたくさんありますが、
しかしそれにめげることなく、次の積み上げる構想が進められています。その内容はその地域
の商業以外の人々と手を結んで共同した形で地域の活性化につながる活動です。
わがまちに対する愛着は、そこに生活する人々にとって共通のものです。商店街が中心と
なってはじめた地域活動の輪が徐々に他のグループやメンバーも加わってより大きな輪をつくり
あげる。そして生活者との共感につながっていけば、これこそ大型店やチェーン店舗などと
異なった領域が広がることでしょう。
反面、空店が増えると共に会員数の減少、何をするにしてもまとまりがとれないといった商店
街が増えているのも現実です。そんな状況でも3店・5店がまとまって活動されているところも
あります。厳しい商業環境にあってなかなか手をうち出すのも大変なことばかりですが、「まちと
共生できる新たなサービス価値づくり」の具体的アプローチこそ、地域への密着の決め手ととら
えて、よりよいリーダーシップの発揮を願うものです。
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本シリーズは、小売業を対象にしたテーマですが、このメルマガは、株式会社NMR流通総研の経営コン
サルティング実績という実務事例をもとにした経営情報をご提供していきますので、次回のテーマにも
ご期待下さい。
また、「こんなテーマをとりあげてほしい。」や「こんなテーマの経営情報がほしい」というリクエストなどが
ございましたら下記メール宛にご要望をお寄せ下さい。
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