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21世紀に企業成長を躍進する『NMR Win メンバーズ』企業にお届けする 【バックナンバー】
NMR Win News!! 2回発行/月 2006.9.1 Vol.3 ・8月号 まちづくり・コンパクトシティ@
株式会社NMR流通総研 http://www.nmr-inc.jp/
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9月に入り暑さもやや厳しさがやわらかくなってきたかなと感じるようになりました。夏に蓄積
した身体の疲れを早くとって充実した秋を迎えるようにしましょう。疲れの蓄積は不要ですが、
ビジネスに役立つ経営情報や知識の蓄積は大切です。
株式会社NMR流通総研は、過去の経営コンサルティングキャリアを活かし、ビジネスシーンで
活躍される皆さんの知識の蓄積・スキルアップ・経営力アップを支援します。
実りのある秋になるよう、長くなる夜の時間も有効に活用しましょう。
このメルマガでは、皆さんの会社に役立つ経営支援情報を定期的に発行している情報誌です。
これを読んで、是非、21世紀に躍進できる会社経営をしていただきたいと願っております。
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全8回シリーズ 『売り方革新』
第3回 あらためて地域密着へのフォーマットづくりを@
きわめてきびしい状況が続いています。商業環境をとりまく内容も、今までとは違った
現象が生じているのも事実。変化に適応していくために、どんな視点を持つべきなのか、
ご一緒にあらためて考えてみましょう。
お店は変わる やり方変わる
吹田市内の商店街や小売市場の巡回を続けていますと様々なケースに出会います。
また、それらをとりまとめる理事長・会長・役員さんたちのご苦労も伝わってきます。市内の
商店街も30年前の姿と今の姿を比較しますと大きな様変わりを見せています。かって繁栄
した商店街が環境の変化によって地盤沈下をはじめる。その共通的な内容は、かって10q
15qの遠方から集客していた商店街が今ではせいぜい500mの範囲くらいからしか集客が
できなくなっているという現実です。つまり、広域型の商店街が地区型になり、さらには近隣
最寄り型に変化するという傾向が進んでいるのです。「昔は千里ニュータウンからも客が
来てくれていたのだが」と中心市街地の商店街からは今でもよく聞かれる声のひとつとなって
います。
先日、住宅街の中にこつぜんと商店街が存在するといってもオーバーでないような街に
おじゃましました。その商店街の会長さんは「以前はこの商店街の中心に集客力のある
小売市場があり、それを中心に商店街が形成されていたのですが、その市場が閉店して
から商店街の店も空店が増えて・・・」と状況を説明してくれます。
その会長は電器店を経営「ある時期はよく売れたが量販店ができる毎に売上は減った、
このままの状況ではダメだと考え、商売の比重を変えることにした」と自店のやり方についても
話してくれました。その内容は「お客さまは本当に近くの人だけ、それだったら何をすべきか
と考えた結果、私の車にはちょっとした電気工事・水道工事等、修理用機材が積み込まれ、
かなりの範囲でサービス対応が可能なように装備しています」と、最近では切れた電球も
取り替えられない高齢者世帯が増えているといったことをよく耳にしますが、単に物品を販売
するだけの商売から、お客さまの居住空間に入ってよりよい環境を維持するためのメンテナンス
やリフォーム分野のサービスを行っているのです。昔はよかったという想いから広域型のお店
そのままといったケースが目につきますが、多くのお店は「近隣型」に模様変えなければなりま
せんし、もう一度「地域への密着とはどういうことか」を問い直す必要がありそうです。
普段の生活の中での楽しさづくり
お客さまの来店範囲は狭少化する。つまり近隣最寄化するという傾向は商店街だけでなく、
ショッピングセンター業界でも同じ傾向が進んでいます。ショッピングセンターでも15年・20年
経過すると規模の大きなリニューアルが必要となります。このようなリニューアルにもかなり
かかわって仕事をしていますが、この場合でもショッピングセンター全体として何をどう変えて
新しい魅力を発揮できるようにするかということと、どんな魅力ある専門店を配置することが
できるかの点が重要な事項となります。このような時には既存の専門店とのヒアリングを実施
しながら、リニューアル後の店づくりのあり方を方向づけていきます。先日もチェーン展開を
している会社の運営部長とお会いして「御社の専門店も広域または地区型向けの内容に
なっているが、この際、近隣型のフォーマットにした専門店に変える必要があるのではないか」
と申しあげました。そうすると「確かに多くのショッピングセンターが近隣型になってきている
ので、当社もそれが課題になっている」とおっしゃるのです。そこで近隣型のファッション性とは
何かが話題になったのですが、例えばちょっとしたお買い物といったときの女性の靴という
視点で見ると、そのときの服に合わせた色やがらの靴、それに遊び感覚、ちょっとしたフォー
マル感覚といったいくつかのライフスタイル・パターンが出てきます。これらのことからは普段
の生活の中のファッション性をより的確に把握し、そこから豊かさ楽しさづくりの提案をする
という“普段の生活”をキーとしたマーチャンダイジングへのこだわりが需要だという結論に
達しました。
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本シリーズは、小売業を対象にしたテーマですが、このメルマガは、株式会社NMR流通総研の経営コン
サルティング実績という実務事例をもとにした経営情報をご提供していきますので、次回のテーマにも
ご期待下さい。
また、「こんなテーマをとりあげてほしい。」や「こんなテーマの経営情報がほしい」というリクエストなどが
ございましたら下記メール宛にご要望をお寄せ下さい。
このメルマガは、皆さんのニーズにしっかりと応えたものにしていきたいと考えております。
リクスエト・ご要望などはこちらへ winmembers@nmr-inc.jp
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21世紀に企業成長を躍進する『NMR Win メンバーズ』企業にお届けする
NMR Win News!! 2回発行/月 2006.9.19 Vol.4
株式会社NMR流通総研 http://www.nmr-inc.jp/
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9月も半ばにさしかかり、過ごしやすい気温になってきました。とともに仕事にも良い季節となり
ました。今月も企業経営に有益な情報をお届けします。この機会に是非、皆さんのブラッシュアップ
にお役立ていただきたいと思います。
このメルマガでは、皆さんの会社に役立つ経営支援情報を定期的に発行している情報誌です。
これを読んで、是非、21世紀に躍進できる会社経営をしていただきたいと願っております。
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全8回シリーズ 『売り方革新』
第4回 あらためて地域密着へのフォーマットづくりをA
あらためて“地域密着”への具体化を
かってのように広い範囲から来店されるという姿は影をひそめ、限られた地域のお客さまが
来店されるというのが一般的な姿となっています。あのマクドナルドも約30年の間に全国チェ
ーンとして旺盛な勢いで成長してきましたが、ここにきてマークも商品もサービスについても
店舗ごとに変化させるといっています。あの赤と黄色のMのマークが変わるらしいのです。
その理由は何かというと、画一的なやり方からその地域にあったやり方に変える。つまり
これからは「地域密着」という方向にチェンジしていくと報じています。また、大型店やスー
パーマーケットの業界でも、画一的なやり方から最近では「個店対応」という用語が盛んに
使われるようになってきました。それにはやっぱりその地域に応じた対応をして行かねば
ならない。つまり地域への密着というのが合言葉になりつつあるのです。
時代がこうなってくると、さて地域のことを一番よく知っているのは誰でしょうか。この地域で
人とのつながりを持ち、生活をしているのは誰ということになってきます。セミナー等でよく申し
あげるのは、あのチェーン店の店長さんの多くは人事異動のたびに店舗間を移動する人で、
地域とのつながりは希薄なものです。民族論議で狩猟民族と農耕民族の話がよく出ますが、
時代が地域密着ということであれば、その地に生まれ育ってきたという者の方が明らかに
「地の利」があるといえるのではないかということです。その中でわれわれ側に課題というもの
があるとすれば、それは「地域密着への具体的方法論」をどうお店に表現するか、取り込んで
いくかということになります。
お店が変われば、売上あがる
自店が地域密着型として一歩踏み出すためにも、その具体策として品揃え面、店舗・売場面
さらには商品を並べるだけでなくサービスの面で、まず何から手をつけていくべきかの考え方が
必要となります。そしてそのための行動が必要となります。
○お店が地域生活者に対して、どんな生活局面で、どんな役割を果たすのですか
○そのために、他店にはないお店独自で提供しているといえるものは何ですか
出来れば上の2つの問いに答えを用意してみてください。それが売り方を変えていく出発点なの
かもしれません。
私はあるメーカーの仕事で2年に1度、各地域回りのセミナーをやらせていただいておりますが、
福岡におじゃますると、決まったようにある専門店のご主人がアルバムを持参して話をしてくれ
ます。その内容は毎年テーマを決めて店の一部を変えられるのです。「昨年はこの部分をこう変え
こういう品揃えにしました」と写真を見せてくれます。そして「不況ですけれども、やれば必ず昨対の
1割や2割アップは達成できますよ」とおっしゃいます。時流に向けてお店を変える、変化適応への
行動力こそ商売の原点なのかもしれません。
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本シリーズは、小売業を対象にしたテーマですが、このメルマガは、株式会社NMR流通総研の経営コン
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ご期待下さい。
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