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21世紀に企業成長を躍進する『NMR Win メンバーズ』企業にお届けする
NMR Win News!! 2回発行/月 2007.3.1 Vol.15
株式会社NMR流通総研 http://www.nmr-inc.jp/
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3月になりました。今年は、2007年問題の当年となり、団塊の世代の大量退職が発生する年で
人材の新規採用が拡大する年になります。そのため、近年、求職者でも、特に新卒採用が厳しか
ったここ数年。新卒者にとっては、思いも寄らない追い風効果となったようです。
このような新卒採用の中、各企業では、新卒者をいかに即戦力として活用できるかということが
ひとつのポイントになります。
今月は、このような新卒採用者の社会人としての教育・育成に役立つ経営情報を提供していき
ます。是非、新卒者を即戦力として教育・育成できるよう活用ください。
このメルマガでは、皆さんの会社に役立つ経営支援情報を定期的に発行している情報誌です。
これを読んで、是非、21世紀に躍進できる会社経営をしていただきたいと願っております。
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全2回シリーズ 『新卒者教育・育成』
第1回 初対面 好感度120%ねらえ
誰かと初めて会うときはとかく緊張を伴う。取引先の会社を新たに訪ねたり、飛び込みで新規顧客を開拓したりするときに、どうすれば好印象を相手に与えられるのか。その後の良好な関係に結びつく、名刺やあいさつ、話題選びなどのちょっとした工夫を紹介する。
「名刺は最初の切り札」とばかりに似顔絵入りの名刺を配っているのは、ビジネスマンの異業種交流会を主催するA氏だ。20年前、出版社に勤めていたA氏は「会社の総務部が作る普通の名刺では自分の特徴を出せない」と、知り合いに名刺サイズのイラストを描いてもらった。裏面には出身地、血液型、趣味、座右の銘、あだ名を書き込んだ。
「会った最初には『驚き』が大事。この名刺をネタに初対面の相手とも10分間は話が弾んだ」とA氏。人となりが分かる名刺を出せば、手間をかけずに自分を知ってもらえる。「私はこういう人間です」と心を開いている姿勢も同時に伝えられる利点もある。「写真を掲載した名刺も多いが、より強く印象に残るためにはイラストの方が効果的」。
名刺の渡し方やあいさつも重要だ。B社は「トップセールスレディ育成塾」を開き、3ヶ月にわたってあいさつの方法や電話でのアポイントメントの取り方、相手に話しかける際の表情などをアドバイスしている。
効果的なあいさつについて同社の副社長は「猫背の姿勢を正すだけで印象がかなり変わる」と指摘する。「背筋が反り返るような姿勢をとり、おしりを引くようにして頭を下げる。自分の名前を告げ、あいさつの言葉をしゃべり終わった後にお辞儀をするのがコツ」。こうすると下を向いてボソボソと声を出さずに済み、相手に折り目正しい印象を与えるという。
名刺を渡し、受け取る際には相手の目をきちんと見ることが大事。名刺の受け渡しとあいさつの動作はきちんと分ける。「あいさつのためにお辞儀をしながら名刺を渡すと、相手が自分の顔を見ずに名刺に目を向けてしまい、顔を覚えてもらうチャンスを逃す」。こうした配慮は簡単に見えるが「意外とできない人が多い」という。「毎回意識して実行できるかどうかが好印象のカギを握っている」。
「初対面で相手を味方につける話し方」の著者は「人は無意識のうちに、@相手が良い印象を与えるかどうか、A役に立つ人かどうか、という2つの軸で人を見る」と語る。こうしたことを念頭に置きながら、話の時間配分にも気を配りたい。「自分の話は3分の2、相手の話は3分の1程度と意識しながら、相手の話を引き出す時間を設けると良い」、 「商品やサービスを売り込もうとするあまり、一方的にしゃべりっぱなしというのは好ましくない」。初対面の商談は30分を心がけ、長くても45分程度で切り上げる。初回で話をまとめようと相手を押すのではなく、「この人はおもしろそうだ」と感じさせるのが得策だ。
ビジネスマンの話し方を指導するC社は、相手の会社情報だけでなく、関連業界の情報まで事前に入手しておくことが大事という。ただし、それをひけらかさず、あえて相手に質問することでニーズを引き出す。商品やサービスの値段といった金銭的な話は、商品の機能やサービスの説明を十分にして理解を得た上で切り出す。話の順序に気を配り、相手の理解を深めれば好印象につながるという。
ビジネス上の話が一段落した後も一工夫できる。帰り際、趣味など個人的な事柄について相手に尋ねるのが効果的だ。「ビジネスの話が終わっていれば、個人的な話題を持ち出すことで商談が頓挫する危険は少ない」。的確な情報を提供した上で、誠実に受け答えしようとする姿勢を見せることが、相手の信頼を勝ち得るための近道になる。
【初対面の印象を良くする7つのポイント】
ポイント1:あいさつは背筋を伸ばし、言葉を発した後にお辞儀してメリハリを
ポイント2:話下手な人はオリジナル名刺で自分をアピール
ポイント3:いすに座る際は半分から3分の1程度に浅く腰掛け、背筋を伸ばす
ポイント4:口元を上げ、明るい声音で積極姿勢を打ち出す
ポイント5:最初の会議で売り込もうとせず、30分で話を終えるよう心がける
ポイント6:対話は自分が3分の2、相手にも3分の1の時間を配分する
ポイント7:他の会社・業界の情報も伝え、見識の広さを感じてもらう
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本シリーズは、新入社員教育・育成を対象にしたテーマですが、このメルマガは、様々な業界
の実務事例をもとにした経営情報をご提供していきますので、次回のテーマにもご期待下さい。
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