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21世紀に企業成長を躍進する『NMR Win メンバーズ』企業にお届けする
NMR Win News!! 2回発行/月 2007.8.16 Vol.26
株式会社NMR流通総研 http://www.nmr-inc.jp/
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夏本番!! 朝は、セミの声で目が覚める季節になりました。日中に外出して取引先へ訪問すると
汗ビッショリになる日々です。、今年の夏は初夏は冷夏になるという予測も聞かれましたが、
夏本番になると、やはりうだるような暑さが続いています。
今年の夏も、夏バテに負けず、高い目標を目指して、今年の夏も乗り越えましょう!!
このメルマガでは、皆さんの会社に役立つ経営支援情報を定期的に発行している情報誌です。
これを読んで、是非、21世紀に躍進できる会社経営をしていただきたいと願っております。
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全2回シリーズ 『2007問題 企業の積極的な対応』
第2回 ホワイトカラーも活躍
シルバー人材センター職種広がる
駐輪場管理や庭木あっせんなどの仕事を担ってきたシルバー人材センターの活動分野が広がってきた。パソコン教室の講師や英文資料の翻訳といったホワイトカラー向けの仕事が増え、定年を控えた50代にとっても魅力的メニューになっている。同センターをうまく活用すれば定年後の生きがいづくりにつなげることも可能だ。
人口25万7千世帯の神奈川県平塚市。首都圏のベッドタウンにも高齢化の波は訪れ、シルバー人材センターの入会対象者となる60歳以上の人口の割合は23%に膨らむ。地元のセンターである平塚市生きがい事業団は危機感をいだいた。これから団塊世代のサラリーマンが大量に定年を迎える。彼らができる事務・サービス系の仕事をとってこないと、うまく機能しない。二年前にホワイトカラー就業機会開発委員会を発足させ、サラリーマンOBの会員ら7人を核に企業などを回って仕事の開拓をはじめた。
とくに地元の東海大学との関係を密にし、立て続けに新しい仕事を獲得した。代表例は二棟ある留学生寮の管理人の仕事。現在、昼夜交替で会員十人が働く。そのうち、一人は元商社マン。海外生活の経験も豊富で、留学生と気軽にコミュニケーションをとり好評だ。この他4つある大学図書館の貸出管理に20人が勤務し、月に1人2万8千円から4万円の報酬を得ている。
その他では、英語の研究論文を日本語に翻訳する依頼が東海大学から舞い込んだ。報酬は、1人2万円。電線関連メーカーの工場長だった会員のIさんが手をあげ、元商社マンの男性と組んで4日で翻訳を済ませた。
Iさんは事業団が催すパソコン教室の講師を務める一方、品質管理の国際規格ISO9000の認定取得を目指す市内の機械メーカー向けに、コンサルタント業務を月2日のペースで請け負っている。
企業を2年半前に退職し、まず考えたのは社会との接点を作ること。事業団はその基地になると考えた。シルバー人材センターを活用するには、@得意分野や取得資格を事務局に知らせる、A仕事の企画を自分で提案し受注を働きかける、などの積極姿勢が欠かせないと強調する。
市民税の未納者に対する電話勧告の業務を市役所から受注した東京の東久留米市シルバー人材センターだ。ホワイトカラー向けの仕事が見つからなかったが、ようやく一つ実現したと次長。電話接遇が得意な会員2人が交替で勤務している。
同センターは配食サービスも開始した。一食500円の弁当をセンターの厨房で作り、昼食時に宅配する事業で、調理担当の8人、庶務・車配送の11人のほか、62人の会員が自転車や徒歩で宅配係りを引き受けている。これもサラリーマンOBが参加しやすい仕事として広げる計画。すでに1日200食出る盛況ぶりで、当初予定の80食を上回った。夜間の宅配も検討中という。
会員には一級建築士が7人もいるので、将来は家屋の耐震性診断、欠陥住宅を防ぐための施工中検査などの業務もセンターで引き受けていきたいと次長は構想を描く。
センターの業務は多様化しており、東京の町田市シルバー人材センターのように葬祭用具の貸出、飾り付けの仕事を市役所から引き受けている例もある。元営業マンでタクシー運転手の経験もあるK氏は8年前からこの業務に就き、手作り感で、その家族らしい葬式の手伝いをしている。
とはいえシルバー人材センターの仕事は、収入よりもボランティア精神が重視される。報酬も孫の小遣い銭になる程度。ずばり収入目的の人には不向きだ。技術や経験を地域で生かすことにやりがいを感じる人でないと長続きはしない。
また、市立大学との提携など、これまで関係が薄かった機関・組織との交流にサラリーマンOBが意識的にかかわっていくことが仕事獲得のカギを握っている。
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本シリーズは、「2007年問題への企業の対応」を対象にしたテーマですが、このメルマガは、様々な業界
の実務事例をもとにした経営情報をご提供していきますので、次回のテーマにもご期待下さい。
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