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21世紀に企業成長を躍進する『NMR Win メンバーズ』企業にお届けする      
NMR Win News!!       2回発行/月   2009.4.1   Vol.65      
株式会社NMR流通総研 http://www.nmr-inc.jp/                            
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 4月に入り、いよいよ新たな事業年度が開始される企業が多いことと思います。
今年度は、国内経済をはじめ、国際経済の動向も厳しい状況が続き、経営面でも厳しさを強いられる
1年となりそうです。
このような経済下のでも、各企業では、企業成長や事業成長を目指して、様々なチャレンジが活発に
行われています。
このような厳しい経済状況の中、企業を元気にする源は、ヒトであるといえます。
今回のシリーズは、前回に引き続き、ヒトをキーワードに会社組織活性化、職場活性化を図るための
ヒントとなるよう感動職場の作り方をテーマに4回シリーズでお届けします。

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全4回シリーズ 『感動職場の作り方A』

第1回 社内イベントで本音の衝突

「乾杯」
深夜になり、周囲に人けも無くなったD社(大阪府)。工場内のグラウンドで合図の声が響くと、待ち構えていた者たちの間でビールかけが始まった。まず、狙い撃ちにされたのは特機事業部企画部航空機担当課長のK氏。バケツの水を浴びたように、たちまち全身びしょ濡れになった。乾杯の発声をした工場長で取締役副社長執行役員のK氏も格好のターゲットだ。新入社員や若手が頭や背中に遠慮なくビールをかけていく。周りからは歓声が上がり、プロ野球の優勝チームが開く祝勝会さながらに盛り上がった。この8月22日の夜、D社は地元住民や従業員の家族など、2万人以上が来場する毎年恒例の盆踊り大会を開いた。従業員の親睦や地域との交流を図るため、1971年に始めた催しだ。石油ショック後の75年に一度だけ中止したが、今年で37回目を迎えた。ここ数年は終了後に実行委員や有志などが集まって、ビールのかけ合いになる。標的となった課長のK氏は今年の実行委員長。「無事に終わらせたいという安堵感から、自分からもビールを浴びに行ってしまった」と打ち明ける。

人を喜ばせられたという実感が感動に
4月の実行委員会立ち上げ以来、K氏は通常業務の傍ら、盆踊り大会の準備に追われてきた。7月からは定時終了後に毎晩、実行委員会を開き、8月に入ると仕事は同僚や部下に任せ、委員長の役割に専念してきた。盆踊りとはいえ、開催当日に来場者をもてなすだけにはとどまらないからだ。地元への告知や河内音頭などを踊ってもらう振興団体への要請、露天商の手配に始まり、様々な関連イベントの企画と運営、会場の設営、警備・案内までのすべてを従業員が担う。150〜160人ほどの実行委員に加え、工場で働く従業員のほぼ半数、約1100人が何らかの形で企画・運営に携わる。社業とは直接関係はないため参加は強制ではないが、費やす時間と労力は他社の工場開放行事とは比べものにならない。D社にとってこのイベントは連帯感を高める重要な機会でもある。「部署も役職も年齢も異なる社員たちが、来場してくれる人たちにいかに喜んでもらうかという一点に集中し、何ヵ月もの間、寄ってたかって知恵を出し合う。このプロセスがあるからこそ、人を喜ばせられた達成感や感動を実感できる」。副社長のK氏はこう指摘する。主力の空調事業のほか、化学、産業機器などの製造部門を抱えるD社では、日頃の業務を通じて直接、顧客の反応を感じ取る機会は少ない。それだけに、じかに来場者の反応が返ってくるこのイベントで得られる充実感は「仕事を通じて得られる達成感にも負けないもの」(エンターテインメントリーダーのK氏)。部門や年齢を超えた人間関係も生まれ、「仕事で困ったことが起きると、盆踊りで知り合った他部門の人に相談することがよくある」(実行委員長のK氏)と、縦と横のつながりも深まる。打ち上げでビールをかけ合う時、従業員同士は強いきずなで結ばれる。

ぶつかり合いを経て生まれる達成感
こうした強い連帯感が生まれるのは、準備段階で本音のぶつかり合いを重ねるからだ。自発的に参加した実行委員ばかりとはいえ、仕事の忙しさなどから計画通りに準備が進まないスタッフも出てくる。最初は自分から積極的に動こうとせず、「こうしたらいいんじゃないか」と意見を口にするだけの者もいる。「来場者に心から楽しんでもらいたい」という思いは一致しても、実行委員の間では意見の食い違いが当然起こる。実行委員長のK氏は「新入社員のいる前で実行委員同士が怒鳴り合いを始めるなど、仕事の場でもあまり見られないぶつかり合いが何度も生じた」と明かす。それでも盆踊り大会の当日は刻々と近づいてくる。「やってられない」という落伍者が1人でも出れば実行委員会の求心力は失われ、来場者に喜んでもらえるイベントの実施は危うくなる。そんな危機感を共有するなかから、関係者全員が納得するまで議論を尽くし、その上で決めたことに一体となって真剣に取り組む姿勢が身についていく。若手に重要な役割を与える一方、指導は厳しい。準備期間を通じて自分の成長を実感することで、大きな達成感を得てほしいと考えているからだ。そんな狙いは会場を盛り上げる重要な役割を担う司会役に、入社2年目の社員2人を起用したことからもうかがえる。「そんなに小さい声では聞き取れないぞ」「話す時に体が揺れている」。司会に決まった2人は当初、グループのリーダーを務めるM氏などから、仕事では言われたことがないほど厳しい指摘を何度も受けた。練習に使う会議室のホワイトボードには、話し方の癖など、直すべき点が書き込まれた。アナウンサーのように発生練習をしながら、1つずつクリアしていく日々が続いた。かつて盆踊り大会の司会を自身も務めたM氏は「失敗できないという強烈なプレッシャーに打ち勝って大きな達成感を得られた。あの喜びを若い2人にも味わわせたかった」と話す。M氏の叱咤に耐えて練習を重ね、2人が無事に司会の重責を果たしたのも、厳しい言葉の裏に「成長してほしい」という期待を感じ取ったからに違いない。

ベントを通じて議論し合う風土を築く

担当部門や役職、年次を超えてプロジェクトチームを作る取り組みは、今やどの企業でも珍しくない。しかし、厳しく叱ったり、メンバー同士が怒鳴り合ったりと、激しいぶつかり合いを経て一体となって取り組む情熱的なチームビルディングを業務で経験することは一般にはまれだろう。D社の盆踊り大会は本音と本気のぶつかり合いの果てにチーム全員が達成感と連帯感を味わう貴重な場なのだ。D社は協賛する女子プロゴルフの大会運営など様々なイベントを通じて、職場や役職、年齢を超えてチームを作り、メンバー全員が納得するまで徹底的に議論する風土を築いている。非日常的な場であれば、役職や年次などをそれほど意識せずに意見をぶつけ合いやすい。こうして全員の納得感を高めたうえで、決まったことにはスピードを上げて一丸となって取り組む。イベントで培われた企業風土は日常業務にも反映されている。それは「2010年空調事業で世界1位の米キャリアを追い抜き、トップの座を奪う」という中期目標を達成するための原動力にもなっている。

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本シリーズは、「感動職場の作り方A」を対象にしたテーマですが、このメルマガは、様々な業界の実務事例をもとにした経営情報をご提供していきますので、次回のテーマにもご期待下さい。
また、「こんなテーマをとりあげてほしい。」や「こんなテーマの経営情報がほしい」というリクエストなどがございましたら下記メール宛にご要望をお寄せ下さい。
このメルマガは、皆さんのニーズにしっかりと応えたものにしていきたいと考えております。

リクスエト・ご要望などはこちらへ winmembers@nmr-inc.jp



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バックナンバー
8月号 まちづくり・コンパクトシティ@
9月号 まちづくり・コンパクトシティA
・10月号 まちづくり・コンパクトシティB
11月号 まちづくり・コンパクトシティC
12月号 新規創業・第二創業
07.1月号 シニアマーケット
07.2月号 消費動向
07.3月号 新卒者教育・育成

07.4月号 新卒者教育・言葉遣い
07.5月号 コンパクトシティ
07.6月号 接客スキル

07.7月号 マーケティングリサーチ
・07.8月号 2007年問題 企業の積極的な対応
07.9月号 企業の人財育成
07.10月号 社員の能力評価
07.11月号 マーケティングリサーチの手法
07.12月号 マーケティングリサーチの設計と分析
]
08.01月号 意思決定支援のための
        マーケティングリサーチ
08.02月号 経営改善を図るマーケティングリサーチ

08.03月号 派遣社員の戦力化対策
08.04月号 改正パートタイム労働法
08.05月号 達人に聞いたプレゼンテーションスキル@

08.06月号 達人に聞いたプレゼンテーションスキルA
08.07月号 達人に聞いたプレゼンテーションスキルB
 
08.08月号 社内資格制度の設計と効果的な導入・
        運営について〔第1〜2回〕

08.09月号 社内資格制度の設計と効果的な導入・
        運営について〔第3〜4回〕

08.10月号 接客で感動を与える 競合店との差別化を
        図る〔第1〜2回〕

08.11月号 接客で感動を与える 競合店との差別化を
        図る〔第3〜4回〕

08.12月号 接客で感動を与える 競合店との差別化を
        図る〔第5〜6回〕

09.1月号 接客で感動を与える 競合店との差別化を
        図る〔第7〜8回〕

09.2月号 接客で感動を与える 競合店との差別化を
        図る〔第9〜10回〕

09.3月号 感動職場の作り方

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21世紀に企業成長を躍進する『NMR Win メンバーズ』企業にお届けする      
NMR Win News!!       2回発行/月   2009.4.16   Vol.66   
株式会社NMR流通総研 http://www.nmr-inc.jp/                            
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 4月もいよいよ半ばに差し掛かり、今年度の新たな動きが見えてきたこともあると思います。
 以前、厳しい状況が続く中、新たなマーケットの開拓、または、社内の新たな体制の整備、活性化
など、この厳しい状況を乗り越えていくためには、さまざまな切り口があります。
本テーマは、社内の組織活性ヲテーマにした記事です。
社内活性の実践の参考にしていたたければと願っております。

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全4回シリーズ 『感動職場の作り方A』

第2回 目標の明確化と共有化による活性化

最高の経験からビジョンを深める

2008年7月7日、F社で新宿、池袋など都心部の店舗開発、店舗指導などを担当する東京第2ディストリクトの100人を超える社員が池袋にある本社の会議室に集合した。「らしさDAY」と呼ばれる1日がかりの意識変革研修に取り組むためだ。研修といっても、講師の話を聴講するわけではない。社員同士がこれまでの仕事を振り返ったり、理想の組織像を語り合ったりするなかで、全社のビジョンと自らの仕事の価値観をすり合わせ、社員一人ひとりがビジョンに則した行動を取れるように意識付けをしてくものだ。研修の最初のメニューである「ハイポイント・インタビュー」では、2人1組で「これまで仕事で経験した最高の出来事」を相互に30分ずつ語り合う。そしてその経験が「あなたの家族になりたい」というF社の中長期テーマとどうリンクするかを、相互に確認していく。リラックスして本音で語り合えるよう、インタビューは会議室から離れ、社外の好きな場所で行うことになった。思い思いの場所に歩を進めた第2ディストリクトのメンバーだが、内心当惑する者も少なくなかった。新宿営業所で加盟店の経営指導を担当するSV(スーパーバイザー)のN氏もその1人だ。ペアを組むK氏とは同じディストリクトながら担当業務も異なり、ほぼ初対面に近い。2人が入ったファミリーレストランには、既に数組のメンバーが席を占めていたが、いずれも「この忙しいのに何やらせられるんだか」「適当に時間つぶそうぜ」と軽口をたたき合っていた。渋々ながらインタビューを始めたが、「最高の仕事の経験」を振り返る過程で徐々に熱がこもってきた。N氏がK氏に語ったのは、入社直後に担当した北関東ディストリクトでの体験だった。営業所のメンバー同士の仲がよく、休みの日に一緒にバーベキューやスキーに出かけた。加盟店の店長との付き合いも密で、夕食をともにすることもあった。加盟店の大半は個人オーナーが経営するフランチャイズ(FC)店だが、家族の生計を支えるだけの利益を上げるのがやっとという店もあった。「コスト削減を続けながら何とか経営を続けていた店の正面に、ある日競合店が開店した。オーナーや家族と一緒に自分も泣いた」。N氏は語り続けた。「東京は法人経営のFCが多く、オーナーと深い付き合いをすることも減ったが、北関東での経験は自分の仕事の原点だと思っている」。N氏の話にずっと耳を傾けていたK氏はつぶやいた。「それって家族だよね」。「あなたの家族になりたい」という企業のテーマと、N氏が大切にしてきた経験が重なり合った瞬間だった。K氏はらしさDAY終了後の感想に「N氏の話を聞いて感動した。参加してよかった」と記した。

体験を聞いて感動を連鎖させる

らしさDAYは4年目を迎えるF社の「らしさ活動」を新たなフェーズに引き上げる試みだ。らしさ活動では、気軽に立ち寄れる親しみやすさと、コンビニエンスストアを超える「おもてなし(ホスピタリティー)」を両立するという企業ビジョンを全社に浸透させ、社員一人ひとりがそれを実現する行動を取るように促していく。2005年の活動開始以来、全部門から選ばれた60人の「らしさリーダー」を核に、各部門でどうしたら「F社らしさ」を実現できるかを話し合ってきた。ここから本格志向のパスタなどのヒット商品が生まれたり、店舗での顧客サービスを向上する細かい気配りの事例を全社で共有したりといった成果が生まれた。その貢献もあって2008年2月期には大手コンビニチェーンで唯一、既存店の売り上げが前年比でプラスに転じ、タスポの導入などがコンビニ業界全体に追い風となった2009年2月期は、好調ぶりに拍車がかかっている。しかし活動の事務局を努める総合企画部マーケティング・CRMグループマネジャーのI氏は、これまでの活動に限界を感じていた。「サービス事例を出してくるのは一部のディストリクトに限られるなど、部門による温度差があった。社員一人ひとりが活動に対する真の理解と納得感を持たなければ、せっかく良い事例を共有しようとしても社員はやらされ感を持ってしまう」。こうした反省を踏まえてI氏は、社員全員がらしさについて話し、考え、「自分ごと」としてとらえる機会を持とうと考えた。こうして企画されたのがらしさDAYだ。6月後半から全国21のディストリクトで「らしさDAY」が順次開催され、本部を含む約3000人の社員全員が参加した。夏の繁忙期に全社員が1日を研修に費やすのは「業界でも前代未聞」(I氏)のことだったが、「それだけの価値がある」と説き続けたI氏の信念が社長のU氏をはじめとする経営トップを動かした。らしさDAYのプログラムは、心理学をベースにしたAI(アプリシアティブ・インクワイアリー)という手法に則っている。ハイポイント・インタビューとそれに続くチームでの価値観の共有、「らしさ」を表すオブジェの作成といったアクティビティーを通して、自分の仕事とF社という企業への適合感を醸成していく。「日ごろ見ることが少ない同僚や部下の頑張る姿に感動することが自ら動き出す原動力にもなる」とI氏は話す。

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本シリーズは、「感動職場の作り方A」を対象にしたテーマですが、このメルマガは、様々な業界の実務事例をもとにした経営情報をご提供していきますので、次回のテーマにもご期待下さい。
また、「こんなテーマをとりあげてほしい。」や「こんなテーマの経営情報がほしい」というリクエストなどがございましたら下記メール宛にご要望をお寄せ下さい。
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